認知症神戸モデルとは?

認知症の方やそのご家族が安心・安全に暮らしていけるよう、65歳以上の市民を対象に早期受診を支援する「診断助成制度」と、認知症の方が外出時などで事故に遭われた場合に救済する「事故救済制度」を組み合わせて実施する制度です。
これらにかかる費用は市民の皆さまのご負担(個人市民税均等割の上乗せ1人あたり年間400円)でまかなっています。

認知症神戸モデルのイメージ図

(※)診断の結果、認知症新薬の投与対象者の可能性がある方を「認知症新薬にも対応した第2段階」実施医療機関に紹介し、さらに詳しい検査を受けていただく場合があります。

神戸モデルの費用と財源

市民のみなさまのご負担(個人市民税均等割1人あたり年間400円)でまかなっています。

費用

約3億円

・診断助成制度・事故救済制度

財源

約3億円

市民のみなさまに新たにご負担いただく額
(年間 400円/人) ひと月あたり約34円

利用者のお声

~こんな場面で認知症神戸モデルが役立っています~

診断助成制度

受診のきっかけ
  • もの忘れや認知機能の低下が気になった
  • 自分の状態を知りたかった
  • 無料で受診できる

認知機能検診(第1段階)受診後の気持ち

自分の状態が分かったのでそれに応じた対応ができる

認知機能精密検査(第2段階)受診後の気持ち

きちんと診断がついて良かった

  • 毎年受診できる

  • かかりつけ医で
    気軽に受診できた!

  • (家族に)受診を勧めやすい

※利用者アンケートより抜粋

事故救済制度

申込み理由
  • 事故にあったり他人の物を壊すような不安を軽くするため
  • 安心して外出したいから
  • 自己負担がないから
  • 不安が和らぎ安心して
    外出できるようになった!

※登録者アンケートより抜粋

認知症の人にやさしいまち

高齢化が進む中、社会全体が認知症について正しく理解し、認知症になっても安心して暮らし続けられるまちを目指すことが大切です。神戸市では、平成28年9月のG7保健大臣会合での「神戸宣言」を踏まえて、「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例」を制定しました。

神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例の基本理念

  1. 認知症の人の尊厳が保持され、その者の意思が尊重され、社会参加を促進し、安全に、かつ、安心して暮らし続けられるまちを目指すこと。

  2. 認知症の人とその家族のより良い生活を実現するために必要な支援を受けられるよう、まち全体で支えること。

「予防及び早期介入」「事故の救済及び予防」「治療及び介護の提供」「地域の力を豊かにしていくこと」を施策の柱として、取組みを進めています。

認知症とは

認知症は、日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能などが低下した状態をいい、加齢によって多くの人がなり得る脳の病気です。
人の名前や昨日の朝食を思い出せない「もの忘れ」とは違い、その人のことや朝食を食べたこと自体を忘れてしまいます。
認知症には様々な疾患があり、それぞれの症状に応じ、その後の生活に備えるためには、早期受診が大切です。

もの忘れ

  • 出来事の一部を忘れる
  • ヒントがあると思い出せる
  • もの忘れを自覚している

認知症

  • 出来事の全部を忘れる
  • ヒントがあっても思い出せない
  • もの忘れを自覚していない
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